32歳になる人の日記

株。駐在員苦労話。外資企業への転職、ままならない子供時代の思い出

日本のコンビニ最強すぎる説

この間、弊社のスタッフ二人を連れて日本に出張という名の慰安旅行に連れて行った。本社工場の見学と、本社スタッフとの日ごろの課題の話し合いが仕事の内容。詰め込んだら1日で終わりそうなトピックスだがそこは慰安旅行の面もあるので3泊4日の大出張となった。

宿泊したのは比較的利便性のある駅直結のホテル。1泊2万円もすることうちの安月給スタッフたちは驚いた。あんなに狭い部屋でなんで高いんだ!

 

まあともあれいろいろなタスクをこなし、最終日みんなで飛行機を待ちながら「どうだった?何が一番カルチャーショックだった?」と聞いてみた。土曜日に連れて行った浅草寺についての感想かなあ~?たくさん物色した化粧品かなあ~?日本の洋食屋さんについてかなあ~?おいしいもんなあ~と思っていたらなんとコンビニが便利すぎることについてかなり驚いたようだった。曰く、「コンビニに何でもあるじゃんか!」とのこと。確かに。最近なんかワイシャツでもあるもんなあ。

タイにはCPグループや、サハグループがセブンイレブンやローソンと現地合弁を出しており、バンコク中心地のいたるところでセブンイレブンが見られる。セブンイレブンのことを「セブン!セブン!」と言っており、コンビニのことをもはやタイ人は「セブン!」と言っている。だからタイ人に「そこのセブンにいってこいよ」と言われてそこらじゅうをセブンイレブンを探したが見つからず、あきらめて近くのファミマに入って帰って「なあ、セブンイレブンなんかなかったよ」といったところ「え?あそこにセブンのファミマあんじゃん」というわけのわからない言葉を返されたことがある。まじかカンボジアのアジノモトみたいになってんじゃん。閑話休題

 

で、まあ日本のコンビニの何が一番すごいって品物がめちゃめちゃ多くて、食品の数、スペースだけではなく、種類が非常にたくさんあるというところだ。日本のコンビニは、1列の棚にポテトチップス(いろいろなメーカーのいろいろな味のものがずらーっと)とその他スナック菓子、チョコレート菓子、グミ、様々なものがたくさん並んでいる。さらにその後ろの棚には様々な種類のサバ缶、マヨネーズなどのソース類(いろいろな種類!!)、塩なら塩で博多の塩やらおしゃれな岩塩やらもう塩にそんなにこだわるのか!?というほどの塩、塩だけじゃなくていろんな調味料!もうありとあらゆる食品があり、なんならたまには野菜までおいていて、野菜の隣には魅惑のスイーツ生菓子プリンゼリーコーナー!もうこのあたりで私の籠は一杯になってしまう。お会計に行くと4000円くらいに。

しかしタイのコンビニは違う。タイのコンビニは右から左まですべて同じ種類のポテトチップス(特定のメーカー・特定の味)が売り場を占拠しており、下を見れば、あれ?これサイズが違うだけやん、というポテトチップスの独占状態となっている。味はエキセントリックなものは特になく、しおあじ、のり味、that's all。つら。生菓子コーナーは最近ローソンがやる気を出しているが、それでもセブンイレブンの店舗数には全く及ばず、セブンイレブンではようやく最近ロールケーキ的なあの例のお菓子が出ただけで、それしかない。プリン?なにそれおいしいのにぃいいいいいいいいい!!!!

 

そんなコンビニ貧弱国で育った我がタイスタッフは日本のコンビニに行ってびっくりしたようだ。なんだこの品数は!なんだこの品数は!じゃないよおタイのコンビニがしょぼすぎるよお。

(まあ実は食品流通問屋がタイでは無いから個別購入するしかないこの国の流通システムが悪いんだよね。それは交通インフラがまだまだなためぶっちゃけ少し難易度が高い・・・という俺のお父さんのコメント)