32歳になる人の日記

株。駐在員苦労話。外資企業への転職、ままならない子供時代の思い出

転職活動期3(遠くを見て考える・近くに答えがある)

遠くの方を見る。まだビルが建っていない遠くの方の景色を。その向こうの方にもたくさんのビルがある。

もし人生の目的が定まっているのであれば私はどのビルに向かって走っていけばいいのか簡単に想像がつくはずだった。でも人生の目的が定まっていない私にはどのビルも同じような形に見えて、今より待遇はよくなるかもしれないが、何かの不満が私をまた同じように仕事に無気力な状態に変えてしまうのではないかと心配になってしまう。

私の生き方は人の信頼を大切にすることだ。でもその生き方の先にどういった目的を持っているのか私にはわからない。目的というのは到達地点で、人の信頼を大切にするという方法は手段である。

 

あまりに答えがなかったので妻に相談してみた。

妻曰く「別になんでもいいから世の中(相手)にまだ知られていない”良い”と思うものを広めたいんじゃないの?」ということだった。いくら考えても腹落ちしなかった私の中にストンと入ってくる素晴らしいワードだった。

 

そう、別になんでもいいのだ。なんでもいいんだけど、自分が心底「いいな」と思えるものを広めたいんだ。私が今、例えば本社からの指示で拡販しなければいけない製品があったとして、その製品を売ることが出来ないのは、その製品が本当はよくないかもしれない(という噂がある)からだ。別の製品でも耐久消費財の耐久性が上がるという製品があるが、その製品も実はあまり効果がない(少なくとも他社よりも悪い)という話があるのだ。そういう一連の流れが「あーうちの製品は微妙だなあ」という気持ちにさせてきて・・・。

僕は良い(もの・こと)を売りたいんだ。それに熱狂できるほど良かったら私はそれを必死になって売ってくるくらいのエネルギーがあるのだ。

 

私の人生の目的は良いと思えるものを人に新しく紹介して売って、そして感謝されて、信頼関係を築くことなんだ。

 

 

人の信頼を大切にして、人が人を信じられているという状況をたくさん見たいと思う。

「製品を売ること」で人の信頼を買ってそしてそれを使ってまた新しい価値を買い手と作っていくことをしたい。